消化器疾患について

肝臓疾患を患う方は年々増加しており、特にB型肝炎とC型肝炎は慢性化すると肝硬変へと移行し、肝癌を発症することがあります。
当院では、一人ひとりに合う治療の進め方をご提案させていただいておりますので、健康診断で数値の異常が見つかった方や、風邪は治ったのにいつまでも体調が優れない方、なんとなく体がだるい状態が続いている方は、早めに診察を受けるようにしましょう。

健康診断や人間ドックで肝機能障害を指摘された方へ

健診やドックで、肝炎ウイルス感染を指摘された方、肝機能障害を指摘された方、脂肪肝を指摘された方、肝臓に陰があると言われた方など肝臓に異常が見つかった方は、精密検査をお受けになることをお勧めします。

当院では他施設で健康診断や人間ドックをお受けになられた方も多くお越しになっておりますので、指摘をされましたらそのままにせずご来院の上、 ご相談ください。

一生お酒を楽しめるように

大事なのは、いきなりお酒をやめることではありません。お酒が好きな方にとっては、飲酒を禁止するのは楽しみをなくしてしまうことと同じです。
もちろん病態にもよりますが、当院では基本的に「一生楽しくお酒を飲める」ことを目指し、その方に合った無理のない治療をしています。
早めに治療を始めれば、お酒ともうまく付き合いながら肝臓の健康も守っていくことができます。何か少しでも気になることがありましたら、早めにご相談ください。

こんな方は、定期的に検査を受けましょう

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれることもあるくらい、自覚症状がないまま病気が進行していきます。
以下に当てはまる方は、一年に一度は肝臓の検査を受け、もし何かあった時はすぐに治療を受けられるようにしましょう。

輸血を受けた方

輸血に使用する血液は様々なチェック受けていますので、通常は肝炎ウイルスに感染することはありません。
ただし、極稀に潜伏期間の血液が輸血されることもありますので、念のため定期的に検査を受けておくことをお勧めします。

食生活が乱れている方

食べてすぐ寝る方や、外食が多い方などは、脂肪肝になる可能性が高まります。
脂肪肝もウイルス性肝炎と同じように肝硬変、肝癌へと進行していくことがあるため、注意が必要です。

お酒をよく飲む方

お酒を習慣的に飲む方は、肝臓に負担がかかり、病気になりやすい傾向にあります。
完全にお酒が飲めなくなってしまう前に早めに検査を受け、お酒も楽しみながら病気を上手くコントロールしていくようにしましょう。